DNA種判別試験
由来が不明な生物片を対象にDNA分析で生物種の同定を行います。
DNA種判別試験は、DNAデータベースと得られた試料のDNA配列を比較して生物種を判定します。
魚種、昆虫、植物種など幅広い生物種を判定することができるため、研究、新しい商材の確認や品質管理にご利用頂いております。
加工や微量、混合サンプル等、DNAの損傷が予想される場合があるため、弊社はDNA抽出工程(場合によりPCR)までは無料で診断させて頂き、その結果に基づいて試験成功の見通しとお見積りをご提示致します。
試験実施やその手法に迷う場合に判断材料をご提示し、御見積書を元にご依頼の有無を決定して頂けます。
DNA種判別試験
対応生物種 | 動物・魚介類・植物・昆虫等 |
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分析用途例 | 魚種判別、動物種判別、植物種判別/食品中の異物同定(生物種) |
試験の流れ | 【①お問い合わせ】
お問い合わせフォームもしくはお電話にて、ご依頼内容をお知らせ下さい。お教え頂いた内容を元に試験方法をご案内させて頂きます。 実験工程の策定には、ご依頼目的や予想される生物種の情報、熱加工など試料の製造過程(加工品の場合)、試料の保存方法、試料の量等の周辺情報が重要になります。可能な範囲で構いませんのでお知らせください。 【②試料のご送付】 弊社に試料をお送り頂きます。依頼票を事前にメール( order@bioinsight.co.jp もしくは営業担当宛)で弊社にお送り頂き、お手数ですがサンプルにも同梱してください。 【③中間確認】 ・DNA抽出(ケースによりPCR)まで行い実験実施に問題が無い試料かを診断します。実験の見通しと共に御見積書を提出させて頂きます(このプロセスまで無料で実施します)。試料到着後、1週間程度でご案内します。実験計画の見通し、御見積書を元にご依頼の有無をお知らせ下さい。なお、中間確認を省略し、自動続行することも可能です。 【⑤試験結果のご報告】 |
報告納期 | 試料の弊社到着後、8営業日~12営業日(基本的な試験工程の場合) |
試験方法等 | 塩基配列解析(試料の塩基配列を解析し、塩基配列データベースと比較することで生物種を判別します) |
ご利用料金表
基本料金 | 35,000円 |
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追加遺伝子(*1) | 基本料金+5,000円 |
特殊サンプル(*2)
加熱・加圧/微量サンプル/DNA低含有部位 |
基本料金+5,000円 |
ペアエンドシーケンス(研究目的) | 基本料金+5,000円 |
混合サンプル | メタゲノム解析サービス |
お急ぎの場合(*3) | 基本料金+5,000円 |
*1動物か植物か藻類か等、生物の大分類が不明な場合や、DNAの損傷等により当初使用した遺伝子領域でPCRが成功しなかった場合に複数の遺伝子領域を使用します。
*2概ね3gを下回る量の場合、微量サンプルとさせて頂いております。DNA低含有部位とは動物は肉片以外の部位や、植物は成長点を含まない部分(木質部など)を指します。
*3通常納期よりも短縮してご報告します。ご依頼状況により対応が難しい場合がございますのでお問い合わせください。
アレル特異的PCRマーカーによる遺伝子型判定
一塩基多型(SNP)に対応するPCRマーカーを作成し特定の遺伝子型を有する試料を選抜します。
「種」レベルよりも更に細かい亜種、品種の判別や、特定の変異を判別することができます。
ご検討にあたり、遺伝子型を判定する部位のSNP情報のご提供を頂きますが、不明という場合でもご相談下さい。
SNPマーカーの作成には、優先すべき3’末端側の塩基・ミスマッチの組み合わせ・特異的検出に最適な酵素・
PCR条件等様々な変数があります。
コストと時間の節約のため弊社SNPマーカー作成サービスのご利用をご検討下さい。
系統樹作成
DNA種判別試験等で得られた塩基配列データを用いて系統樹を作成します。生物の遺伝的な多様性の解明、種の進化の理解に活用することができます。公共のデータベースから塩基配列情報を参照して作成することも可能です。
微生物DNA同定
DNA塩基配列情報に基づき,微生物種の簡易同定を行います。試料よりDNAを抽出し,rRNA遺伝子またはスペーサー領域(ITS)のDNA塩基配列を解析し、既知の微生物の塩基配列データベースとの相同性検索を行い,近縁種と推定される微生物種のリストを報告します。
細菌同定検査
分析対象 | 細菌 |
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分析用途例 | 製造環境や製品、原材料などから分離培養した細菌の種類を特定することが出来ます。 |
受入可能な検体 | 平板培養物、スラント、液体培養物、DNA溶液、PCR産物 |
検査料金 | お問い合わせください |
報告納期 | 検体の弊社到着後、10営業日程度 |
検査方法等 | 細菌16S rRNA遺伝子の塩基配列解析、相同性検索 |
菌類同定検査
分析対象 | カビ、酵母* |
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分析用途例 | 製造環境や製品、原材料などから分離培養された菌類の種類を特定することが出来ます。 |
受入可能な検体 | 平板培養物、スラント、液体培養物、DNA溶液、PCR産物 |
検査料金 | お問い合わせください |
報告納期 | 検体の弊社到着後、10営業日程度 |
検査方法等 | ITS1領域の塩基配列解析、相同性検索 |
*日本薬局方準拠の「遺伝子解析による微生物の迅速同定法」を参考にした検査を受託しております。
*病原性(バイオセーフティーレベル2以上)を有する可能性のある菌体試料は,お受けすることができません。
*ウイルスの同定検査は対応しておりません。
*送付された検体の返却はしませんのでお気をつけ下さい。
*良好な結果が得られない場合は,最大2回まで分析を行います。
*複数の菌種が混在している場合は,本分析では良好な結果を得ることができません。「メタゲノム解析」をご検討下さい。