遺伝子組換え大豆検出検査
公定法(消費者庁令和3年9月発表)による検査
2023年4月から遺伝子組換え食品の任意表示が変更となります。今までの「遺伝子組換えでない」との任意表示は
以後「分別生産流通管理済み」「遺伝子組換えでない」との2種類に分かれ、消費者への情報提供がより充実します。
本検査は、新表示基準導入後に「遺伝子組換えでない」と表示が可能かを確認する公定法に基づく検査です。
(1)原料大豆を対象にした検査
本検査はΔΔCt法(デルタデルタCt法)と呼ばれリアルタイムPCRを用いて検査を行います。
組換えDNAを含有する標準サンプルと検査対象とする試料を比較して陽性・陰性の別を判断します。
対応品種 | RRS、LLS、RR2Y |
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検査方法 | 定性検査/ΔΔCt法 |
分析用途 | 遺伝子組換え食品表示の適正確認 等 |
報告納期 | 検体の弊社到着後、5営業日(午後到着は翌営業日からカウント) |
検査対象 | 原料大豆 |
(2)加工品を対象にした検査
リアルタイムPCRを用いて大豆加工品を対象に検査を行います。
対応品種 | RRS、LLS、RR2Y |
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検査方法 | 定性検査/PCR法 |
分析用途 | 遺伝子組換え食品表示の適正確認 等 |
報告納期 | 検体の弊社到着後、5営業日(午後到着は翌営業日からカウント) |
検査対象 | 大豆加工品 |
*食品表示基準について(平成27年3月30日消食表第139号)別添 最終改正令和3年9月15日安全性審査済みの遺伝子組換え食品の検査法(消費者庁発表)
安全性承認済みGM大豆 一斉検出検査
肉に代わる植物性タンパクとして大豆を購入したり、料理を楽しみの一つとして積極的に魅力のある製品を選ぶ等、
以前と比べ大豆製品に対する消費者の知りたいニーズが高まっています。
本検査は、現在の通知法が検知対象としている遺伝子組換え大豆3系統はもとより、安全性が承認されている全18系統を全て網羅する検出検査です。
行政モニタリング調査への対応や検査対象とする大豆原産国、海外に輸出したい等、多様な目的に対応できる検査を低コストで行うことができます。
本検査の概要
遺伝子組換え大豆と非遺伝子組換え大豆の違いは、DNAに挿入された外来DNAです。
弊社試験では、PCR法により外来DNA等を特異的に増幅させ、増幅産物の有無を確認いたします。
対応品種 | 安全性承認済み大豆全18系統(RRS、LLS、RR2Y含む)
最大で遺伝子組換え領域7ヵ所を対象にします |
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検査方法 | 定性検査/PCR法 |
分析用途 | 遺伝子組換え食品表示の適正確認/原材料に対するGMダイズ混入検査/GM大豆品種絞込み など |
報告納期 | 検体の弊社到着後、8営業日(午後到着は翌営業日からカウント) |
参考資料:安全性承認済み大豆(かけ合わせ品種含む)一覧