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参考資料

弊社が提供するDNA種判別検査の方法について

DNA分析とは、すべての生物が共通して持つDNAの塩基配列を読み取ることにより、個体、地域集団、種などさまざまなレベルにおける生物の違いを明かにする方法です。本試験では、生物種の判別にフォーカスをしてDNA分析を行います。検査手法の概要は以下のとおりです。

① 試料よりDNAを抽出します。

DNAは腐敗や紫外線、高温など様々な外的ストレス等によって分解しやすいため出来るだけ新鮮で原材料に近い検体が望ましいです。DNAの分解が一定程度進んでいたり、そもそも抽出自体が難しい検体の場合は検体毎に検査工程を工夫して行います。

 

② 抽出したDNAのうち、当該生物種の種判別に最適な遺伝子領域をPCRにより増幅します。

生物種によりどの遺伝子領域が最適か異なるため、複数の遺伝子領域の結果を判別に使用する場合もあります(追加料金が必要になります)。生物種の絞り込みが可能な場合には事前にお伝え頂くことにより、追加の検査工程の発生を回避することができます。

 

③ DNAシーケンサーにより当該検体の塩基配列を読み取ります。

 

④ 生物種別の塩基配列が登録されている公共のデータベースと検体の塩基配列を比較し、最も近いと評価できる生物種を報告します。

データベースとの一致率が低い場合や、同程度の一致率で複数の生物種が存在し、優劣をつけることが難しい場合は「種レベル」ではなく「属」レベルでの判断を行います。②の工程に戻り他の遺伝子領域で判別が可能になるかどうかを試みる場合もあります。なお、データベースとの一致率は概ね99%超を基準としています。

 

(よくあるご質問)

Q1 検体はどの程度の量が必要ですか?

A1 目安として50g程度をお願いしています。実際に使用するのはごく少量になりますが、検体の状態(①ご参照)によっては何度か試験を繰り返すことがありうるため、検体の状態によっては追加でお願いする場合もございます。50g程度のご準備が難しい場合は、予めご連絡をお願いします。

 

Q2 複数の生物が混じった検体でも可能ですか?

A2 本検査は単一の生物種を判別するためになりますので、複数の生物種が混合した試料では判別を行うことができません。例えば、加工品の場合は単一の生物に分離することができそうなものが対象になります。複数の生物種を同時に判別する場合は、DNAメタバーコーディングを用いた手法等を用いますので、別途ご相談ください。

 

Q3 判別が出来なかった場合は、費用は発生しますか。

A3 発生します。その場合は検査に要した実費をご請求させて頂きます。

 

以上