2023年4月の遺伝子組換え表示基準の変更に向けて、遺伝子組換え大豆に関わるご質問を多く頂戴しています。
Q1 公定法とバイオインサイトが提供する遺伝子組換え大豆検出法との違いは何ですか?簡単に教えて下さい。
A1 主に検出対象とする遺伝子組換え領域と、陽性・陰性を判断する方法が異なります。PCRを用いている点や、検出可能な混入率が0.1%以下の極めて低い水準という点で共通しています。
Q2 遺伝子組換え大豆の公定法は複数の方法があるので良く分かりません。
A2 公定法の全体像について、動画にしていますのでご参考になさってください。
更に専門的に把握したいということであれば、内閣府食品表示部会での資料がございますので、そちらをお勧め致します。
発表資料:https://www.cao.go.jp/consumer/kabusoshiki/syokuhinhyouji/doc/211223_shiryou3.pdf
Q3 遺伝子組換え大豆の定性検査ではどの程度のサンプル量をお送りすればよろしいでしょうか。
A3 送付して頂く原料大豆のサンプル量は概ね600-700g程度をお送り頂くことをご推奨いたします。
低濃度の混入物を含む原料のモニタリングを適切に行ったといえるためには、サンプリングを適切に行う重要性が高くなります。例えば、0.1%程度の基準を最低限確保したいと考えた場合に、原料大豆5粒を試料とする検査で母集団全体の遺伝子組換え大豆の濃度が0.1%未満が推定できるかいうと、明らかにサンプル量が不足していると直感的に分かります。この観点から混入率0.1%基準を想定したと言えるためには、最低でも600-700g(概ね原料大豆で1100粒超)のサンプル送付をお勧めしています。(①なお、弊社のDNA分析の結果はお送り頂くサンプルのみに限って有効であり、弊社において母集団の推定は行うものではありません。②混入率0.1%の詳細についてはA2の動画をご覧ください。)
Q4 食品検査の依頼の流れを教えて下さい。
A4 お申込みフォームページに一連の流れを掲載しております。こちらをご覧ください。
Q5 定性検査と定量検査の違いは何ですか。
定性検査は、遺伝子組換え大豆が検出されたか(陽性)、検出されなかったか(陰性)を検査目的としています。一方で、定量検査は、遺伝子組換え大豆が、検査対象となった検体においてどの程度の量が含まれるか推定するものです。