昆虫にも多様なウイルス病があると知られており、有益昆虫のミツバチにも多大な被害が及ぶことがあります。特に温暖化によりミツバチに寄生するダニが年々増加し、このダニが媒介するウイルス病が広がる可能性が指摘されています。本試験は、最も多く感染例が報告されているチヂレバネウイルス(DWV)と、急な被害をもたらす可能性のある急性麻痺ウイルス(ABPV)、イスラエル急性麻痺ウイルス(IAPV)を対象に同ウイルスの検出の有無を報告します。

検出対象ウイルス

急性麻痺ウイルス(ABPV): 急性麻痺病の原因。ミツバチヘギイタダニが媒介する。

チヂレバネウイルス(DWV): チヂレバネ症の原因。ミツバチヘギイタダニが媒介する。

イスラエル急性麻痺ウイルス(IAPV): イスラエル急性麻痺病の原因。ミツバチヘギイタダニが媒介する。

令和3年3月 蜜蜂のダニ寄生とウイルス感染率の実態調査報告書 一般社団法人 日本養蜂協会より

試験方法

RT-PCR法

▶ サンプルの送付方法

  1. 調査したいミツバチを10~20匹程度選びます。お送り頂いたミツバチから10匹程度を粉砕して試料とします。
  2. 試験を行う対象群ごとに分けて、密封できる容器(ジップロック等)に入れて下さい
  3. 容器に試料名を記載し、依頼票をご記入下さい。またしっかりと封をしてなるべく早めに冷凍します。
  4. 冷凍便で試験対象となるミツバチサンプルと依頼票を弊社分析部宛に送付してください。

▶ 試験費用等

基本料金:税抜34,000円(ウイルス2種の検出)  ウイルス1種類追加:+5,000円

報告納期:試料の弊社到着後、2週間以内

▶ 送付先およびお問い合わせ先

〒206-0801 東京都稲城市大丸513-1-101 バイオインサイト株式会社 分析部

TEL: 042-379-8427  FAX: 042-379-8823  e-mail: contact@bioinsight.co.jp

本試験は、ミツバチウイルス病の罹患の有無を診断するものではありません。診断は保健所などの専門家へのご相談をご検討ください。

▶ 依頼票

こちらをクリックしてください。(エクセルファイル)